愛姉妹は西をめざす 望郷の帰還

こんばんわ、貴方のリョウセイです。




良成親王

後村上天皇第六皇子。
後征西宮将軍。
正平21年/貞治5年、九州征西府(大宰府)へ下向する。
しかし征西府は今川了俊によって大宰府から撤退。
その後、菊池も攻略されて菊池武朝とともに八代に征西府を移すが、元中8年/明徳2年、今川探題軍に降伏。
良成は矢部に移り、元中10年/明徳4年再び南朝再興の旗を揚げるがその後同地で死去。
彼が産まれ故郷である吉野に帰る事はなかった。

世は移り変わりて平成の御代。
お人形に生まれ変わったリョウセイは、ついに故郷であるイイ吉野に帰還したのであった。
てか、これ撮る為だけにリョウセイくんも持っていきましたよ(w

二日目は4時半谷山起床です。
始発の地下鉄で京都駅に向かいました。
駅前はまだ人がまばらだったので澪ちゃんのふとましいフトモモならず、小袿姿の戸松で撮影しました。
「駅前で撮影出来たのはいいのですけど、小袿姿では違和感ありますね」
「で、あるか・・・・」

京都駅から電車で2時間弱。
電車に揺られて余は生まれ故郷の奈良県にあるイイ吉野に到着しました。
この日は桜がちょうどイイ頃だったので、ロープウェイに乗ったらテレビカメラが見詰めていました。
多分関西の朝日テレビで放送されたと思う。
ロープウェイに乗っているグラサン掛けて細長い黒いバックを持った怪しい人物が写っていたら、それが貴い余の御真影ですよ(笑

そんな訳で蔵王堂の仁王門前です。
すでに桜がすげーキレイですよ。

時間にして8時半ぐらい。
まだ人がまばらだったので吉野のシンボルである蔵王堂前で早速愛姉妹を撮影実施です!
周囲には人がいますがそんなのカンケーねー!!
余はこれを撮る為だけにイイ吉野にキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
「ここがリョウセイさんの産まれ故郷なんですね」
「HENTAIのくせに、こんな素敵な所で産まれたのかよ?」
「ふふ、人は見かけによらないという見本だな」
「それ、自慢出来る事じゃないですよ」
それは兎も角、自分としても蔵王堂と愛姉妹は凄くイイです。
重かったけど、苦労した甲斐がありました!!
「重いのは、私じゃありませんよぉ〜!!」
「戸松・・・・・解っているから」

流石に長時間羞恥プレイは恥ずかしいので脇に移動です。
向こうに見えるのは南朝妙法殿の塔です。
あそこに嘗ては吉野朝宮がありました。
この前はねんどろ戸松でしたが、今回はDDS戸松です。
「リョウセイさんの生まれ故郷だなんて・・・・・お母様に会えますなんでドキドキです」
「母上は無愛想で怖いからね。おしっこ漏らさないでよ」
「まっ・・・・なんて事を・・・・」
ちなみに余の母上は北畠顕家様の娘設定です。

そして、ついにリョウセイ故郷に還る。
余が主筆中な萌え小説「神楽太平記 風の皇子リョウセイ」のEDは余が吉野に帰還して母上と再会した場面で終わる予定です。

まあ、それは兎も角リョウセイくん、吉野朝宮祉に起つ!!
「ふふ、一人で起った」

「一人じゃないでしょ?私とおねえちゃんも一緒なんだからね!!」
「そうですよ。私も一緒ですよ」
「それじゃ、三人で吉野朝宮祉に起つ!!」
「私達は座っているけどね」
「ユカリんは、いちいちツッコまないでよ」
「うふふ、リョウセイは突っ込まれるのに弱いのよね・・・・昨晩解っちゃったんだから」
「いや、いくらなんでもアレは反則だよ・・・・・」
「楽しかったですね」
「戸松、藻前もかっ?!」

三人で決めポーズ!!
ここは蔵王堂から下がった場所で引っ込んでいるから人が少なくてヨカッタ。
思わずまったり痛撮を実施してシマったよ。
でもおかげで三人で記念撮影出来たので、痛撮冥利に尽きるぜよ!!
「ふふ、カッコイイ余に侍る美少女姉妹だぜ」
「違うでしょ?萌え萌えユカリちゃんと素敵なおねえちゃん。おまけのHENTAI下僕でしょ?」
「素敵なおねえちゃんだなんて・・・・・恥ずかしいよぉ〜」
「誰が下僕だって?この平民がっ!!」
「私は平らじゃないからっ!!」
「がが〜ん!!私はしっかり平らな人・・・・・・」

再び蔵王堂前に戻ってきました。
戸松の後ろにある場所は、護良親王が戦の前に宴を開いた本陣跡です。
「桜の季節にここで宴会をしたら素敵ですよね」
「余は呑めればドコでもいいかも」
この後は蔵王堂の中を見て御朱印をもらってきましたよ。

蔵王堂の前には嘗て楼門があって、ここで護良親王の忠臣であった村上義光が親王の身代わりになって自害しています。
今は石碑が残るのみ。
義光さんのお墓は吉野神宮の側にありますが、ここから離れているので吉野神宮には逝った事がないです。

蔵王堂の参道です。
遠くには中千本の桜も見えますね。
この時はまだ9時ぐらいなのでこんな感じなんですが、帰りに来た時はまるで正月の成田山みたいでしたよ。

参道を歩いて行くとちょっとした小山があります。
この上からは蔵王堂がよく見えるんですよね。
前に来た時はここで歯を磨きました。
「どうして歯磨きを・・・?」
「本多はおにぎり号で来て駐車場で野宿した時だったかな?それともねんどろ戸松と来た時だったかな?」
確認したら2010年のねんどろ戸松と来た時でしたね。

「その時は、私はいなかったんだよね?」
「私も、妹がいたなんて知らなかった頃でした」
「寂しかったよおねえちゃん。私は陰からずっとおねえちゃんの事を思っていたのに」
「ごめんねユカリ。それまでの分まで一緒にいてあげるから」
「うん、嬉しいよおねえちゃん」
「余も一緒にいてあげるからね」
「リョウセイなんかイラナイよっ!!」
「うう・・・・・」

こうして見てもやっぱり蔵王堂は吉野のビルドアップシンボルですよね。
当時の蔵王堂は悪漢高帥直に焼かれてしまったので、これは室町中期の再建です。
「余も戸松でビルドアップシンボルだっ!!」
「まだ陽も高いですよ?」
「夜まで待てない」

「戸松の可愛さに余のポークビッツも韋駄天の如くなり」
「あ〜、高い高〜い〜」
「そのやる気の無さはなんだよ?」
「だってリョウセイの韋駄天なんかタカが知れてるよね」
「くっ・・・今宵その憎まれ口を叩く可愛いお口から、ああんリョウセイ好き好きって言わせてヤルからな!覚えてろよっ!!」
「何ソレ?バッカじゃないの!?」
「バカになるのはお前だユカリっ!!」

韋駄天山からは金剛山葛城山も見えます・・・・・どっちがどっちか解りませんが。
南朝妙法殿の塔も見えますね。

てくてく歩いて五郎兵衛茶屋まできました。
そしたら建武中興600年記念碑がありました。
って事は戦前のものですよね。
この付近も桜がきれいなので人がごろごろいます。
なので愛姉妹の出番は無し。

五郎兵衛茶屋から谷を下って逝く途中で、向こう側に如意輪寺が見えました。
周囲は桜がいっぱいでキレイですよ。
山道の途中ですが人がいない隙を狙ってユカリん痛撮しました。
「もしかして、この辺が映画天と地との撮影場所かな?」
「って、ユカリんはまだ産まれてなかった頃だろ?」
「中の人は福岡で生まれていたと思うね」
「ああ・・・・般若さまももう三十路後半だもんな・・・・」

ここも途中の山道ですが、やっぱり桜が素敵なので思わずユカリんです。
「どうして私ばっかりなの?おねえちゃんも撮ってあげてよね」
「だって戸松は眼鏡掛けさせるのがメンドイんだよ・・・・・掛けっぱなしだと顔が傷付くし・・・・」
「だから私なの?」
「要約すると、ユカリんは出しやすいんだ。お手軽なんだよ」
「その言い方は凄く誤解を与えると思う」
「更に要約すると、ユカリんハァハァ」
「要約し過ぎだっ!!」

これも中千本かな?
山中が桜だなんてスゴイよ吉野!イイ吉野だぜっ!!
「思わず吉野でハレルヤ!!呑み過ぎてアレルヤ!!」
「お前の頭には呑む事とヤル事しか無いのかっ?!」
「これ以上のシアワセがドコにあると?」
「う・・・・HENTAIなのにこの自信はなんなの・・・?」
「ユカリ、リョウセイさんに常人の理屈は通じないわよ」
「流石おねえちゃん・・・・・私には敵わない」

如意輪寺に逝く途中にあった墓地。
そこの桜がすげーキレイだったので念願の愛姉妹桜痛撮を実施しましたよっ!
片手で愛姉妹を持っての撮影なので左手が痛いです。
それと谷間の斜面なので風当たりが強いんですよ、ここ。
「でも桜がキレイな場所ですよね」
「見て見て、周りに桜がイッパイよ、おねえちゃん」
「まるで夢を見てるみたいね」
「おねえちゃんと二人で花見なんて、それこそ夢みたい」
「あの〜、余も一緒なんだけど・・・・・」
「おめぇーは黙ってろYO!!」

風が強いんで戸松のリボンが(w
あとシャッター速度を遅くし過ぎたので画像がちょっとぼけてますね。
なのでこの時撮った写真のほとんどがボケボケでしたよ。
撮影した時は浮かれすぎて気付かなかったよ。
ああ、勿体ない。
「よりによってこんなお間抜けな写真を公開するなんて・・・・・穴があったら入りたいですぅ〜」
「大丈夫だ。今宵戸松の穴に入れてアゲルから」
「却下!!私の目が黒い内は、おねえちゃんには指一本触れさせないんだからっ!!」
「そんな般若な顔して怖いよユカリん」
「般若は余計だっ!!」

人様のお墓の脇で、人形片手にぐるぐる踊っているヘンな人。
それが撮影時の余です(W
人目に付かない場所だったからいいですが、目撃されたら絶対に怪しまれて通報されますね。
なんせデブがひなたぼっこしてるだけで通報される時代ですから。
「素直に花見だって言えば解ってもらえるんじゃないの?」
「難しい年頃なんですよ」

「桜舞う春なのに〜、貴方は帰らない〜」
「歌うなっ!!よりによってなんでその歌なのよ?」
「いや、なんとなく」
「どうせなら、こっちの歌の方がいいでしょ?は〜るよ来い。は〜やく来い。あーるき始めたミヨちゃんが〜」
「それじゃ私も。は〜る〜の宵。はる〜の宵〜。花の〜」
「それなら余だって。は〜る〜こ〜う〜ろ〜う〜の〜は〜な〜の〜え〜ん〜」
なんとなく浮かれる三人であった。

それ程、吉野の春は素晴らしい春であった。
この時期に吉野を訪れるのはファンタジーですよ。
一度は逝って見たかったんですよね。
もしも京都の桜が終わっていなければ、吉野に来る事は無かったと思う。
この日は天気もよくて絶好の花見日和でしたね。
「連れてきてくれてありがとうございますリョウセイさん」
「一応、お礼は言っとくからね」
「ああ、そう言うことにしておくよ」
二人の小袖姿も花見に合っていてよかったと思う。

やはり桜はきれいで素敵ですね。
遙々吉野まで来た甲斐があったと言うものだ。
余も望郷の念を晴らす事が出来た。
「ここはイイ吉野だっ!!」
「ほんとうですねっ!」
「来てよかったよっ!!」



今宵はここまでに致しとうございます。
では股ドール!!



「母上・・・・お会いしとうございました」
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