愛姉妹は西をめざす 世界遺産でじいちゃんの墓参り

こんばんわ、貴方のリョウセイです。


愛姉妹と巡る世界遺産の旅、二日目続きです。
よろしければご覧下さいませ。

花見をした墓場から絶望的な石段を昇ると如意輪寺があります。
あの後醍醐天皇のお墓と楠木正成の長男正行で有名なお寺ですよ。
でもこの如意輪寺へは、谷底を這い上がってくるか、車道を遠回りしてくるかしか方法がないので苦労します。
この石段を見ただけで、引き返したくなるでしょ?

でも絶望的な石段を昇った先には、この様な素敵な光景が広がっていましたよ。
まず本堂をお参りした後に宝物館と庭園を拝見。
ここは宝物館の裏側です。
なかなかの絶景ですね。
「ここにリョウセイさんのおじいさんのお墓があるんですよね?」
「余は会った事ないけどね。だからお参りだけでもして逝こうかと思ってさ」
「きっとおじいさん喜んでくれますよ」
「気難しいらしいからなぁ〜。なんか怒鳴られそうだよ」
「不肖の孫ですからね」

上の写真右側にある建物は御茶屋になっていました。
見晴らしのイイ座敷でゆったり喫茶出来ましたので余も一休みする事にしましたよ。

折角イイ吉野に来たのですから、有名なくずきりを食べる事にしました。
ちなみにこれがこの日の昼飯になりましたよ。
くずきりはきな粉と黒蜜で召し上がります。
塩漬けの桜が入ったお茶がしょっぱくて美味しいですよ。

くずきりと一緒に抹茶も頂いて参りました。
ちゃんとムギちゃんに言われた通りにまず御菓子から頂いてから抹茶を喫茶してきましたよ。
そしたらこの抹茶茶碗がなんと正行さまの辞世の句が描いてあるんですよねっ!
思わずお店の人に「これ売ってないのっ?!」って訊いちゃいました。
でもこれ、売ってないらしい。けっこう訊かれるって言ってましたね。
いやぁ〜、これ見たら欲しくなりますよねぇ〜
そんな訳でバシャバシャと茶碗を撮りまくる余であった。

如意輪寺の庭園にはいろんな方が植えた桜がいっぱい咲いていましたよ。
どれも見頃でしたね。
やっぱりイイ時期に来たと自分を誉めてあげたい!
「リョウセイの頭の中は一年中春でしょ!!」
「ユカリ・・・いくらなんでも本当の事言っちゃ駄目でしょ」

正成、正行、桜井の別れですね。
「逝くのか小太郎?」
「ははっ!」
「え〜っと、私はどうすればいいのでしょうか・・・・・?」
「戸松はただそこに座っているだけで可愛いからOK!!」
「依怙贔屓だよっ!!」

本堂の脇には正行くんの恋人だった弁内侍が黒髪を埋めたという塚がありました。
正行くんが戦死した後、出家してここで菩提を弔ったとか。

そして本堂の裏山には、あの後醍醐天皇を葬った塔尾陵があります。
如意輪寺前の石段ではありませんが、かなり絶望的な石段が余の眼前に聳えていました。

朝から歩き詰めでかなり足が痛いですが、がんばって昇ってきました。
すると余の前には木々に囲まれてひっそりとした空間が広がっていましたよ。
「ここがリョウセイさんのおじいさんのお墓なんですね」
「何度か来た事はあるが、ドールの余が直々に参るのはファンタジーだよ」
(くれぐれも余の脳内でのお話です。リアルじゃないですからね)
「じいさんは捻くれているから普通は南向きに造るのに、ワザワザ北向きに造ったんだってさ」
「確か、京がある方を向いているんですよね?」
「ああ、京に帰りたかったんだろうな」
「故郷ですものね」

「リョウセイさんのおじいさん。今はもう武士も貴族もいない平和な世の中です。なので心静かにお休み下さいね」
「そこのめんこいおなごよ。ウチのHENTAI孫が迷惑を掛けるのぅ。すまぬな」
「はいっ?今の声はドコから・・・・・」
「どうした戸松?」
「今、誰かの声がしませんでしたか?」
「うんにゃ!ここに居るのは余と戸松だけだよ」
「私を無視するなぁ〜!!」
「それじゃぁ、あれはいったい誰の・・・・」

後醍醐天皇の陵の下には余の兄貴長慶天皇の皇子である世泰親王の陵墓がありました。
でも一説によるとこの塚は楠木正行の髻塚との説もあるらしいですね。
そして股一説によるとこの世泰親王大宰帥だったので世泰親王こそ後征西将軍宮だったという説もあるそうですよ。
実はここが余のお墓だったって事かっ?!
自分で自分のお墓参りしちゃったのかも?
真相はイカに?

歩き疲れたので如意輪寺からバスに乗ったらガラスの渋滞にハマッタ・・・・
てか渋滞と言うよりもまったく動かないっ!!
あまりにも動かないのでバスの運ちゃんが降ろしてくれたのでみんなと一緒に歩き出す余であった。
真ん中ちょい右の桜の木の後ろに余が乗っていたバスが見えますよ。
ちなみの、その後方に広がっているのが中千本の桜ですね?

バターンじゃないけどデスマーチ
渋滞の先頭に着いたら警察が道を塞いでいました。
車が多いんで封鎖してたんだね。
でもそれじゃバスのお客さんが困るよなぁ〜
一般車両は通行止めなんだからパンピーは車で来るなよなっ!!

吉野のメインストリートに戻ってきたら、そこは正月の成田山でした(w
ちょうど昼頃だったのでお客さんはいっぱい。
食べ物やも人でおっぱい。
腹へったのでビールでも呑もうかと思ったけど、どこも人が多いんで断念しましたよ、トホホ・・・

蔵王堂付近も人でおっぱい。
これだけ人がいたら、さっぱり戸松とユカリんなんか出せないよっ!!
早めに来てよかった。

人が多いんで昼飯を食う事なく下山する事にしました。
てか、歩きすぎて疲労困憊な余です。
ロープウェイで降りたのですが、下に着いたら昇る人が5,60人ぐらいならんでいたので驚いた。
あの小さなロープウェイじゃ全員載るまで何回往復するんだろうか?

吉野駅です。
駅に着いて30分ぐらいで帰りの電車が来ましたよ。
まだこの時刻だと帰る人よりも来る人の方が多いかな?
なので楽に座れたので助かりました。
そんな感じで故郷をサル余であった。

途中で郡山城伏見城に寄ろうかと思っていたんですが、足が痛いので止めました。
なので橿原神宮駅からそのまま京都まで帰ってきましたよ。

ホテルの隣りにあるコンビニでビールと柿の種を買って一人酒宴を開きました。
疲れた身体に黒ビールが染み渡るっ!
「ぷはぁぁぁぁぁ!うんめぇ〜!!」
「今日はお疲れ様でしたね」
「おう、戸松も疲れただろ?まぁ、一杯呑めや!!」
「私は一応JKですからお酒は・・・・」
「ふふ、よいではなイカ?よいではなイカ?ほれほれ」
「あ〜れ〜、おやめ下さいお代官さま〜!!」
「おねえちゃん・・・・」

ビールで喉を潤した後は、吉野で買ってきた柿の葉寿司で豪華なお食事だっ!!
「柿の葉寿司は好きなんだな、これが」
「皮・・・じゃなくて葉っぱを剥いて食べるのよね」
「ユカリんのその言い方・・・なんか棘があるな」
「ふふん、気のせいじゃない?」

メインディッシュの柿の葉寿司は鯖の酢じめが乗った握りです。
それと近所にあったごはん日和という惣菜屋で買ったおかずです。
ひじき煮と、春キャベツと海老のタルタル、黒酢の酢豚ですね。
てっきりおばんざい屋かと思ったら、オリジン弁当みたいなお総菜屋さんでした。
でも酢豚とかひじき煮とか旨かったですね。京風の薄味でなくて、普通の味付けでよかったです。

ちなみに酒は前日から呑んでいる赤霧島です。
このサイズで普段呑んでいる倉岳の一升瓶よりも高いんですよぉ〜!!
「リョウセイが一時間働いても買えないんだね」
「リアルな現実を突きつけないでよ・・・・」

「さて、風呂入って飯も食った。後は夜のお楽しみ撮影会だっ!!」
「うふふ、解っていますよリョウセイさん」
「私とおねえちゃんの素敵な夜よね?」

「バカ言うでないっ!京での夜は余の為の甘い時間なのだっ!」
「京都の夜は、HENTAI時空だったの?」
「リョウセイさんの特異点とも呼ばれているわ」
「どうしてっ?!」
「それは、余が夜の帝王だからだ」

「それじゃ夜の帝王から命じる。まず二人はシャワーを浴びてくるんだ」
「そんな事言って覗くんでしょ?このHENTAI!!」
「そんな・・・見たいのでしたら私は・・・」
「おねえちゃん!そうじゃないでしょっ!!」
「勘違いするな戸松よ。シャワーは覗くからこそファンタジーなんだっ!!はいどうぞって言われて覗いても、有り難みもナニもねーんだっ!!」
「がが〜ん・・・・私が間違っていました・・・・」
「そこ、謝る所じゃないからっ!!」

そんな訳で、戸松シャワーシーン初公開(w
「むふっ、戸松はシャワーでも眼鏡とリボンは付けたままなんだな」
(注、イメージです)

「さあ!シャワー終わったからねっ!!リョウセイってばさっき覗こうとしたでしょ?許さないんだから・・・・・・って、ナニ?!」
事情によりユカリんのシャワーシーンはカットです(w
そして、バスルームから出たユカリが見たものは何だったのか?
続きが気になる所ですが、今宵はこれまでにいたしとうございます。
では股ドール!!


「おねえちゃんってば、ナニしてるのよっ?!」
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