夏の葬列

こんばんわ、貴女のリョウセイです。

 

 

 月初に比べるとかなり過ごしやすくなってキタ坂東です~

もう夜はエアコンなくても逝きて逝けるかなぁ~?

でもまだまだエアコン付けちゃうけどね~

 

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お迎えしたのにあんまり出番がナイななタマ姉と8月最後の日曜日を高原で過ごしてキマした。

「どこが高原なのかしら?」

「失敬!高原ヂャなくてイバラギ県でした~」

「おかしいと思ったわ。だって高原に飛行機が飛んでる訳ないわよ」

「飛行機も飛んでますが小さい虫もたくさん飛んでます」

「きゃっ!虫が胸の上に!!」

「タダでななタマ姉の胸を触るなんてケシカラン!!」

「有料ならいいの・・・・?」

 

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「もう稲刈りしてるのね」

「ハヤいよね・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「私、何にも言ってないわよ?」

「ありがとう、ななタマ姉

「どうせその内解る事ですもの」

「ううっ・・・・・・・・・・・・」

 

イバラギは虫が出るので撤退です~

 

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ここからいつもの場所で。

「ひまわりよ」

「実物だった裸よかったんだけどね~」

「それは言わない約束よ」

 

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「ちょっと小さいひまわりね」

「ななタマ姉が持つには丁度いいかな?」

「大きいのはお顔に光が当たるものね」

「今は顔よりもFTMMヂャ!!」

「またそんなトコロばかり見てる」

「顔に当てるなら余のナニを」

「そんなに大きいのね?」

「・・・・・・・・・・・・」

 

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「えいっ」

「はうっ?!」

「ひと夏の思い出よ」

「ななタマ姉のおへそ!ココロのメモリーに4K画像で焼き付けましたッ!!」

「あら、リョウセイは4Kじゃなくて逝け~よね?」

「リョウセイ逝きまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~す!!」

「んふ、逝ってよし」

 

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「思わず飛行機も突っ込んヂャう~」

「その話題は危険よ」

「迂闊ケンジ!!」

「リョウセイも自爆しちゃ駄目よ」

「うう~」

 

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「ねえリョウセイ。タイトルに意味はあるのかしら?」

「夏が来れば思い出す。中学ぐらいの国語の教科書に載っていた小説で、夏の葬列ってのがあったんだよ」

「ふ~ん、どんな話しなの?」

「主人公が戦争中に疎開してた場所に再び来た所から始まる。そこで主人公は葬列に出くわすんだよ」

「それで?」

「主人公には秘密があった。それは戦争中の出来事だった」

「何があったの?」

「その頃、知り合いのお姉さんがいたんだ。ある夏の日、お姉さんは白いワンピを着ていた。主人公と遊んでいると空襲があってグラマンが飛んで来て機銃射撃をしてきた」

「どうなっちゃうの?」

「主人公はグラマンの機銃掃射から逃れる為にお姉さんを突き飛ばすんだ。そしてお姉さんは機銃に撃たれて大けがをしてしまう」

「まあ!!」

「主人公は自分の所為でお姉さんが撃たれた事を誰にも言わないまま疎開先を去ってしまう。その後、お姉さんがどうなったか、ずっと気になって後悔してたんだよ」

「そうなの」

「で、再び疎開先に来た主人公は葬列に出くわしたのだが、その葬列の写真を見てお姉さんだと思うんだよ」

「ふ~ん」

「主人公は写真をみてお姉さんが生きていたんだと思いずっと後悔して来た事が無駄になってほっとしたんだ。なので思わず葬列の参列者にいろいろ聞いてしまったんだ」

「うん」

「足にケガはなかったのかとか」

「ふんふん」

「で、いろいろ聞いていく内に、どうして亡くなったかと尋ねてしまったんだ。そして亡くなったのはお姉さんの母であると聞かされる」

「えっ?そうだったの?」

「そしてお姉さんはグラマンの機銃に撃たれて亡くなった事を知っちゃうんだよ」

「つまり主人公の所為でお姉さんは亡くなったのね」

「こんな話しを学校で教えるんだよ。トラウマになっちゃうよね~」

「それじゃリョウセイも白いワンピースが嫌いになる?」

「うんにゃ!夏の高原で出会うなら白いワンピの美少女がイイよぉ!!」

「お後がよろしいようで」

 

 

今宵はここまでに致しとうございまする。

股ドール!!



 

 

 

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