奥州遠征記その参 だってだってだってだって伊達政宗なんだもん!

二泊三日の奥州遠征も今回で最終日となりました。

朝食は食い放題形式です。
余のチョイスはお雑煮メインの洋食風。
この他に納豆餅も二個食べちゃいました。

ホテルを後にして向かったのは鳴子公園。
ここからは鳴子温泉がよく見えた。
しかし同行者が「橋がない!」と言い出した。
たしかに橋などない。
つまり、ここは鳴子峡ではなかった。
まったくもって勘違いしていたよ。

こっちが本当の鳴子峡です。
橋の下には険しい峡谷があって迫力ありますぜ。
風もあってけっこう寒いっす。

鬼頭温泉は鳴子からは自動車で30分ほど。
間欠泉を見に行きました。
約10分間隔で吹き上げるとの事です。
なので待つ事数分。
唐突に吹き出しました。
付近にいたおじちゃんおばちゃん大喜びです。

鳴子温泉からの帰り道、岩出山に立ち寄る。
これは伊達藩の殿様が造った学問所と庭園で有備館といいます。
庭園スキーな余には素通り出来ない場所でした。

池の向こうから主屋をパチリ。
池の畔に桜があって、いい感じな枝がありましたよ。
流石は仙台藩の藩主だけあって伊達な庭園でしたよ。

回遊式池泉庭園の池には大小四つの島があって、一番大きい茶島には茶室が設えてあった。
こんな場所で「良いではないか。良いではないか」くるくるっ!!
「あーれー!!」
ってな事をしたいものだなぁ・・・・

有備館の後ろには岩出山城跡があります。
ここはだってだってだってだって伊達政宗なんだもんが関ヶ原後に仙台に引っ越すまでの十数年間いた城です。
今では公園として開放されているので桜が満開。
おかげで花見客がいっぱいです。

本丸脇の曲輪に白い政宗の像がおっ立ってます!
でも、あんまりかっこよくないです。これじゃただのおっちゃんだよ。
やっぱり政宗って言ったらあのすんげー三日月兜じゃなくっちゃね!
だけど満開の桜はとってもきれいでヨカタですよ。

岩出山から宮城県を東に縦断する事、小一時間。
到着したのは、みやぎの明治村を称する登米町明治村なのに町とは、これいかに?
明治21年に建てられた登米高等尋常小学校校舎を利用した教育資料館です。

各教室には教育関係の資料が展示されているが、二階には当時の教室を再現した教室もある。
宿にあったガイドブックに教室の写真があったのでわざわざ来てみたがよかったよ。
スパシーボ、ホテルの人!!

コの字型した校舎がそのまま保存されている。
木造校舎なので中学時代を思い起こさせるよ。
嗚呼、ブルースプリングの思ひ出。
歩いているとギシギシ鳴る所はそっくりだぜ。

こちらはすぐ側にある水沢県庁記念館。
明治四年に水沢県が出来て四年間県庁として使われたそうです。
こっちは別料金なので入りませんでした。
時間があればゆっくりしていってね、だったんだけどね。

さらに近所にある武家屋敷。
まあ屋敷といっても下級藩士のだと思います。
門の影にはお兄ちゃんが居て、三味線のナマ演奏をしていたよ。
やっぱナマはいいよね。

主屋は公開されているので上がれます。
抹茶や甘味のコーナーがありました。
内部はなんとなく昔の親戚の家を思い出させる造りでした。
いや、本当に懐かしいなぁ。

なかなか風情がある通りでしょ?
流石は明治村と言うだけあって情緒ある光景です。
今回は行かなかったけど他に警察資料館とか懐古館とかまだまだ見所はいっぱいです。
町全体が歴史館っぽくてとてもよかったです。
次回は全館制覇したいですね。

次は隣町の津山町に移動。
趣のあるここは横山不動尊
参道の奥に控える山門が風情があって、本尊に弘法大師作の木造不動明王像がある。

山門も立派だが本堂が変わっている。
本堂の上に望楼がのっかっているのだ。
まるで犬山城みたいだよ。
本堂内に不動明王像があるはずなのだが、暗くて見えなかったです。

同じく津山町にある日本三大虚空蔵尊である柳津虚空蔵尊。
向こうが弘法大師なら、こちらは行基さまだ。
二人とも聖徳太子と並んで仏教会のスーパースターだぜ!!

午後も四時を過ぎたので帰路に着く。
最後の写真は北上川気仙沼線の鉄橋。
今日は土曜日なので1000円で帰れると思っていたら2200円取られた。
どうやら仙台付近は首都高みたいな扱いらしいぜ!
ちと騙された気分だよ!!
それと帰り道に三春の滝桜を見に寄ったんだが、駐車場まで2キロから渋滞で動かなくなったんで諦めたよ。
夜の7時だというのにあの渋滞はマイった。
流石に三春からは1000円で帰れたから、まあいいかぁ。

今回の奥州遠征記はこれでオシマイです。
次はGWに出掛けようかな?