晩秋の都へ その五 文学少女、源氏物語の聖地へ 

こんばんわ、貴方のリョウセイです。


京都旅行二日目です。

この朝は7時までぐっすり寝ました。
旅先でゆっくり寝るのは久しぶりですよ。
そんな訳で朝から合体してる暇がないので、メシってかサンドウィッチをポカリで喰って早々に出掛けます。
「おかげで朝からリョウセイに迫られなくて済んだわ」
「この治まらないリョウセイ2号のリビドーをドウしろと?!」
「自分ですればいいでしょっ!」
二日目は雨の予報でしたが、取り敢えずまだ降っていないようです。

「もう服着ちゃったんだ茗子さんは・・・・・って、まさかのセーラー服?!しかも冬服だっ!!」
「これで気分は修学旅行ね」
「でも何故セーラー服冬服なの?」
「あんたの所為じゃないのよっ!もう趣味モロ出しよね」
「いやぁ・・・・セーラー服とか、好きだからッ!!」
そんな事で二日目はセーラー服の茗子さんと京都観光に出掛けますよ!!

てな感じで朝一で来たのは京都御苑です。
いわゆる京都御所ですね。
でも今回は予約してないんで中は入れません。
なので周囲をぐるりと散策してきましたよ。
御苑は砂利が敷き詰められているのですが、自転車専用の筋があります。
これってワザワザ砂利をどかしているんでしょうかねぇ?
ちなみに夜中に雨が降ったらしく、水溜まりがありました。

御苑の北西に児童公園がありまして、そこにきれいなしだれ桜があるんですね。
まあ、咲いていませんけど見てきましたよ。
「来る季節を間違えているわね」
「そうですねぇ〜、今度は春に来ましょうね」
「あんたと一緒じゃなければいいんだけどね」
「余が連れて行かないで、誰と来れるって言うのさっ?!」
「そうよねぇ・・・・仕方がないのね」

しだれのオクには、これまた真っ赤な紅葉がひっそりとありましたよ。
歩道から外れているのでさっぱり痛撮出来ましたよ。
なので紅葉とセーラー服美少女との素敵な写真撮影の実施です。
これがイイ具合に陽が差していてイイ感じです。
「紅葉に陽が当っていると、ほんとうに真っ赤できれいよね」
「それにも増して美しいセーラー服です」
「ここでセーラー服を誉めるなんて、あんたは空気が読めなさすぎよ」
「もってけセーラー服、最高じゃないですか!誉めてもらいたくてセーラー服を着たんじゃないですか?」
「・・・・・・・ほんとに読めないのね」

根本にはこれまたきれいに紅葉が絨毯でしたよ。
なのでちょっと濡れているけど茗子さんを座らせちゃったぜ!
「ちょっと冷たいけど、とっても素敵ね。なんかおとぎ話みたいだわ」
「余にはキムチ鍋に見えますね」
「あんたらしいデリカシーのない発言よね。まあ、期待してなかったけど」
「って、余にナニを期待してたと言うんですか?」
「ふぅ・・・・無い物ねだりだわ」
「まあそんな事はどうでもいいんです。余的には赤も素敵だが、白も素晴らしいと思いますよ」
「?」

実はこの児童公園のある場所なんですが、嘗ての近衛邸跡なんですよ。
「近衛と言えばフミマロの家か?」
「フミマロさんの時はもう東京住まいだった筈よ」
「そうでしたね」

なので近衛邸だった頃のお池が残っていました。
いやぁ〜京都御苑にはもう何度も来ていましたが、ここへ来るのは初めて(ファンタジー)ですよ!
まさかこんな素敵なお池が残っているとは思わなかった。
「迂闊ね」
「迂闊ケンジだっ!!それよりも説明板になって茗子さんに跨って欲しいっす!!」

ちょっと薄暗いのですが、池に映える紅葉が素敵です。
それと、思わず茗子さんを座らせたくなる石橋がありますが、そこは閉鎖されていましたよ。
昔はこの池を見ながら酒呑んで騒いだんだろうな。いいなぁ。

ちなみに、これが近衛邸跡のしだれ桜タンです。
春になったら絶対来たいですね。

「この築地の向こう側が、源氏物語の舞台なのね」
「まあ、当時の御所とは位置が違うんですけどね」
「今回は見学の予約はしなかったんでしょ?」
「時間がなかったからね。どうせ痛撮は不可能だし」
「警察の人も一緒だものね。私を出した瞬間に不審者扱いされちゃうわよ」
「清涼殿前で茗子さんを撮りたかったなぁ〜」
「それにはセーラー服ではねぇ〜」
ちなみに御所の周囲は監視カメラがイッパイ!
これでも十分不審者でっす(w

御所の東側に幕末のヒロイン皇女和宮生誕の地がありましたよ。
昔は公家の屋敷があったんでしょうね。
今は更地ですが、後ろの紅葉はイイ色でしたよ。
「せいタンのチィィィィィィ!ハァハァ・・・・・」
「なんでもかんでもタンを付ければいいって事なのっ?!」
「茗子タン・・・ハァハァ!!」
「私をタン付けで呼ばないでっ!!」

多分、東南にあった建春門です。
建春門院と言ったら確か後白河法皇の愛人。清盛の義妹だったかな?
そう言えば今年の大河は清盛ですが、京都の人はなんとなく冷淡な感じかな?
やっぱり都の人は武家には冷たいのかもね?
「余は武家じゃないのに、都人は冷タンだ・・・・」
「それはあんたが所構わず人形撮影をしようとするからでは?」

御所の東、仙洞御所の北側に、昔は藤原道長の館があったんですよね。
てな訳で道長さんの土御門第跡でも茗子さんを出すッ!
「ここであの有名な歌が詠まれたのよね」
「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしとおもへば  ですよね?」
「本人は気に入ってなかったらしいけどね」
「確か意地悪なおっちゃんが日記に書き残した為に、後世に残ってしまったんですよね?」
「だからあんたもあんまり変なことをブログに書くんじゃないわよ。後世に恥だけが残るからね」
「つまり茗子さんの恥ずかしい記録が永遠に残るって事ですね?」
「だと思ったら早急に削除なさいっ!!」

道長さんの栄光も今はナッシング・・・・・
「つわものどもが夢のあと・・・・」
「それは芭蕉さんよ」
「余もドールの為の土御門第を造築したいです」
「はいはい。それにはがんばって働いてよね」
「あ〜、年末ジャンボ当らねぇ〜かなぁ〜!!」

「もしかして茗子さんってば、跨るのが病みつきになっちゃったの?」
「あんたがさせたんでしょっ!!」
土御門第の隣りに、素敵な(?)消火栓があったんで、反射的に茗子さんを跨らせてみますた。
「消火栓の濃い色に茗子さんの生足が映えますね」
「いやぁ〜ん、こんなはしたない格好で写真なんか撮らないでぇ〜!!」

左に見える築地が仙洞御所で、右オクが京都御所の築地です。
こんな雅な場所なのに、まったく雅じゃない茗子さんですね。
「こんな公共の場所で大股開きかよ?!なんてはしたないJKだぜッ!!」
「って、あんたが言うなっ!!」
「フッ、消火栓が裏山しいたけだな」

御所の南にあるのが建礼門です。
有名なのは清盛の娘ですね。
こんな雅な門を見ると、ここが源氏物語の舞台だなぁ〜って感じますね。
「今度は女房装束で来たいわね」
「それじゃ余は束帯姿ですかな?」
「あんたはまだまだ子供だから水干で十分よ」
「ドコが子供なんですかぁ?!」
「えっ?」
「ええっ?」
「だって・・・・・・ごめんなさいっ!!」
「どうしてそこで謝るのヨォ?!」

御所の南西には、立派な桜(?)がありました・・・・と思う。
御所の周囲で痛撮していたら突然厨房ぐらいの一団が築地の周囲でランニングを始めたので参った!
なので列が切れた時を狙っての痛撮でした。
思わず去年の正行兄ちゃんのお墓を思い出したよ。
車が来ないからランニングやウォーキングには持ってこいの場所なんだろね。

御所の西側にある蛤御門。
幕末に長州藩と幕府方の間に起こった禁門の変で、この蛤御門の内と外で激戦が繰り広げられた?!
「大砲ぶっぱなされて、くぱぁ〜しちゃった門ですよね?」
「くぱぁ〜って・・・・あんたねぇ〜」
「茗子さんも、くぱぁ〜しないんですかぁ?」
「こんな人通りが多い場所でどうしろって?!」

蛤御門の柱には、当時の弾痕が今でも残っていますよ。
「これが鉄砲のタマの跡ね」
タマ姉の跡・・・・・」
「そのタマじゃないわよ」
「ダンコン・・・・・」
「間違った漢字を当てはめないで」
「お笑い芸人」
「・・・・・・・」

長州藩が攻めてきたのはこっち側からですね?
「あんたもいいかげんに諦めたら」
「いんや、折角くぱぁ〜門まで来たんだから、ここで茗子さんを撮るんだっ!!」
で、粘った揚げ句に蛤御門前で茗子さん痛撮成功しましたよ。
「ああ、私に集中する運転手さんの視線がツラタン・・・・・」
「反対側は烏丸通りだもんね。交通量が多いぜっ!!」
「自慢げに言うなっ!!」

御苑から烏丸通りを横断して護王神社に来てみました。
どうやら和気清麻呂をお祀りしてある神社みたいですね。
足腰に良い神社らしいのでお参りしてきました。
ここも人がいるので代理の戸松です。
「私は茗子さんの身代わり・・・・・」
「ふっ、胸の大きさはあんまり代わらないじゃなイカ

この朝、京都御苑に来たのはここに逝きたかったからです。
平安女学園があった場所は旧二条城跡だったんですね。
ここは信長が足利十五代将軍義昭の為に造築した二条城があった場所で、石碑があるんですよ。
旅行に逝く前にストリートビューで場所を確認しておいたんですよ。
なのであんまり迷わずに到達する事が出来ました。
「もしかして女学院前で痛撮するからセーラー服にしたの?」
「はは、そんなまさか・・・・・・・」

更に、旧二条城跡から南下する事数十メートルに、剣豪将軍足利義輝の御所跡もありますよ。
義輝さんが来る前は斯波氏の館があって、斯波氏の当主が代々左兵衛督だったので武衛と呼ばれたそうですね。
昔の写真を見ると、学園の柵の中にあったんですが、観光客に見える様にしてくれたんですね。
おかげでゆっくり痛撮出来ましたよ。
「いやぁ、剣豪将軍義輝は面白かったよ。足利にしては骨のある漢だった」
「あら、幕府の将軍を誉めるの?おじいさんが聞いたら血相変えるわよ」
「強い漢に憧れるのは男のロマンさ」

「女学園でお人形撮影する男が偉そうにロマンを語らないでよね」
「平日だったらとても難易度高かっただろうね。土曜日でよかった」
「普通はこんな町中で人形撮影なんかしようとは思わないわよ。不審者指数レッドゾーンよ」
「だったらいつものブレザーの方がよかったかな?」
「どっちでも危険度は変わらないと思うわ」

多分、ここで義輝さんは松永弾正と三好三人衆に襲撃されて絶命したんでしょう。
流石の剣豪も量の敵兵には敵わなかったんでしょうね。
そんな哀愁の地で、茗子さんと待ち合わせみたいなシチュです。
「お、お待たせシマした茗子さん」
「あらリョウセイ、思ったより早かったのね」
「早いのは余の取り柄・・・・・じゃナイもんっ!!」
「馬鹿ね、なにも泣く事ないでしょ?」
「だって、だって・・・・ううっ・・・・・」
「もう、仕方がないわね。後でゆっくり慰めてあげるから泣きやみなさい」
「ほんと・わ〜ぃ、ヤッター!今夜は松葉崩しだっ!!」
「どうしてそうなるっ?!」


てな感じ二二日目はフツーに京都観光をしましたよ。
いや、人形撮影している所で、すでにフツーでないかも?!
まずは剣豪将軍義輝さま最期の地に逝けてとてもよかったです。

それでは今宵はここまでにいたしとうございまする。
股ドール!!


せ、セーラー服茗子さんの嬉し恥ずかしなポッチを・・・・・・・嗚呼!!
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