ナナにゃんと花見! おやきと絵島と五郎様と御寮人

こんばんわ、貴方のリョウセイです。

高遠城花見の続きですよ。

二の丸を西に逝くとグランドゲートがあって、その先に勘助曲輪がある。
今は駐車場になっているのだが、最初はここに駐車しようと思ったらここは10時から大型用になるので乗用車は10時までに出なければならないと言われました。
高遠城は前からあったのでしょうが、山本勘助が今の縄張りをしたらしいので勘助の名前が付いているのでしょうね。

勘助曲輪の北に楼門があってその東側に進徳館という藩校が残っています。
岩出山にあった有備館みたいですよ。
学校って言っても寺子屋みたいなイメージですよね。
素晴らしい事に、この藩校は見物料がタダなんですよ!
カンドーした!!

「感動したのでこの喜びをナナにゃんにも伝えたいっ!」
「逝けませんよおじさま。向こう側に歴史の目撃者がいらっしゃいます」
「これはしたり!!」

梅てんてーも綺麗に咲いていましたよ。
「梅も桜もきれいだなぁ〜。まるで両手に花みたいだなぁ」
「どうしたのですかおじさま?私をじっと見つめて?」
「いやぁ〜美鈴ちんも連れてくればよかったなぁって思ってさ」
「それって私と美鈴を両手に持って花って事なんですね」
「ナナにゃんと美鈴は軽いから出来そうだよ。茗子さんと戸松を連れ歩くと結構重いんだよなぁ」
「・・・・・・」
「この前タマ姉と京都に逝った時なんか、タマ姉一人だったのに、凄く重かったよ」
「それはタマ姉様の身体を三人分お持ちしたからでは?問題はおじさまにあると思います」

二の丸外側の空堀と土塁上に咲いている桜が見事でしたよ。
なんかこう桜の銀幕に覆われている様ですね。
この素晴らしさを文字で表現出来ないのがもどかしいですよ。
「おじさまの好きなものに例えればいいと思いますよ」
「そうかサンキューナナにゃん。それじゃ、まるでセーラー服冬服を着たJKの大軍が迫ってくるみたいだなっ!!」
「・・・・・私には理解出来ませんが、おじさまにとってはそれはとても素晴らしい事なんでしょうね」
「解ってくれてありがとうナナにゃん!」
「だから、理解出来ませんって言ったじゃありませんか?」

高遠城天守閣はなぜか本丸ではなくて城外の高遠美術館の隣りに建っています。
これがまたひょろ長いんですよ。
そしてパンフにも載っていないミステリー。
客寄せじゃないのでしょうか?
これミタ人、絶対に天守閣だと思いますよ。

またまた美術館前の桜の山。
この青空とのコントラストが美しいです。
ここもお客さんがひっきりなしですよ。

南にある歴史博物館方向に歩いているとおみやげ屋さんがあって、おやきが売っていた。
先週長野に逝った時は結局1個しか食えなかったので早速購入したよ。
やっぱり電子レンジで加熱するよりも、蒸気で温めた方が美味しそうだよね。
野沢菜、あんこ、茄子、かぼちゃ、切り干し大根などがありました。

「菜」
余が選んだのはやっぱり野沢菜ですよ。
折角なので桜と記念写真です。
でも、出来ればナナにゃんと撮影したかったなぁ。
「両方とも、とっても美味しそうだよっ!これがホントの両手に花。ぷぷっ」

高遠には絵島囲み屋敷がありました。
時代劇でも有名な大奥で起きた絵島イクー島事件の片割れです。
絵島さんは高遠に幽閉されていたんだな。
で、再建された囲み屋敷なんですが、周りが囲まれているので屋敷全体を撮影する距離が取れないです。

絵島の幽閉された部屋もありました。
格子窓が牢獄っぽいですね。
テレビもネットもない部屋じゃ退屈だったでしょうね。

三峰川沿いの道を歩いて高遠城公園の入り口に来ました。
早朝はここから車列が出来ていましたよ。
後ろに見えるのが城山です。

城山に登っている途中で振り返ると、高遠の街がよく見えましたよ。
彼方には雪化粧した山々も見えます。
ほんにまあ雲ひとつないブルースカイである事よ!
ありがとう神様!!
「これも全て日頃の行いが良いからだよね」
「本心からそう思っているのですか、おじさま?」
「・・・・・・ナナにゃんってば、もっと余に優しくしてよ」

途中に大手門跡があります。
本多はおにぎり号で登っている時は、運転にムッチューで気づかなかったけど、大手門の石垣が残っていたんだね。
右側の突き出ている石垣が大手門の石垣らしい。
今では民家の土台となっていますよ。
凄い家だぜ。
ちなみにこの時刻だと駐車場渋滞が出来ていたよ。
早く来てよかった。

入園観覧券があれば当日は何度でも出入り出来ます。
なので本丸再訪です。
まだ9時過ぎですが大勢のお客さんですよ、もう。

すっかり太陽が昇って明るくなった本丸。
ここでも青い空と桜が絶景です。
もう一日中ここに居たいですよ。

ぶんぶんうるさいと思ったら、パラグライダーが上空を飛行していました。
多分、なんかの撮影しているんでしょうね。
その内テレビで放送されるのかな?
見るのが楽しみですよ。

太鼓櫓の前は、この人集りです。
もう、こうなってしまうとナナにゃんとの撮影は不可能だな。
「まだ、諦めていなかったのですか?妄念ですね?」
「ねばり強いと言って欲しいな」
「諦めが悪いとも言いますよ」
「うわ〜ん!もっと余に優しくシテッ!!」

しだれ桜を見上げたら、飛行機雲があった。
なんかシュールな光景だったよ。
あの高度からでも高遠の桜は見えるのかな?

太鼓櫓前ではナナにゃんが出せなかったので急遽ピンチヒッターを投入!
「宴じゃ!宴じゃ!みな舞うがよいっ!!」
「あんた誰?」
名残惜しいがこの日は絶対にここでナナにゃんは撮影出来ないと悟り、高遠をサル。
いつの日かリベンジしてヤルッ!!

五郎山に逝く途中で見つけたしだれ桜。
マップには勝間薬師堂しだれ桜と紹介されています。
車で近寄れないので逝かなかったけど、遠くからでも見事なしだれ桜であるのが解りますね。
時間があれば歩いて逝ったんですけどね。
ちと勿体なかったかな?

五郎山への登山道入り口が10メートル先に見えるのに、一通にされているので遠回りさせられた揚げ句に到達した五郎山です。
山頂付近に仁科信盛のお墓があるんですよ。
お墓の横に石像もありました。
ここからは右側手前の緑の山と中の山の間に僅かにピンクに見える高遠城が見えますよ。
「山登りに疲れましたので、五郎様の前で一休みです」
「山登りした時、ナナにゃんはバックの中じゃなイカ?それで疲れるのかよっ!」
「山登りしたのは本多はおにぎり号ですよ。おじさまだって疲れていないのではありませんか」
「それは言わない約束だよ」

ちょっと太めな五郎様ですね。
「やっぱりパパの肖像画が太めなんでオヤジ似にしたのかな?」
「おじさまも私をお迎えした当時よりも、だいぶふっくらしてきましたわ」
「ががーん!」

町中にある建福寺に来ました。
本多はおにぎり号は手前の商店街駐車場に停めたのですが、正面の左側に境内の駐車場への入り口があったんですね。気づかなかったよ。
でも正面の石段から入れたので、これはこれでよかったです。
石段の上からは街の様子がよく見えましたよ。

本堂の脇にある墓地には、諏訪御寮人のお墓があるんですよ。
四郎様こと武田勝頼様のご母堂様であります!
四郎様が高遠城主になった時に、母ちゃんのお墓も引っ越したらしい。
保科の当主のお墓に並んで諏訪御寮人のお墓もあります。
なのでここでPLUMさんのミニフィギュアの諏訪御寮人勢揃いです!
余が持っていたのは通常版とスク水だったのですが、車中泊した諏訪SAに宴版が売っていたんですよ!
太鼓櫓前で披露したのが諏訪御寮人宴版です。
なのでシリーズコンプ出来ました!
ちなみにこの商品は下りSAしか売っていないそうですよ。
諏訪御寮人もまさか本人のお墓の前で自分の萌えフィギュアを並べられるとは思わなかったでしょうね。
イヤ待て、PLUMの人がすでに持参しているかも?

みっつ並んでいる右が諏訪御寮人のお墓でして、真ん中と左は保科のほっちゃん達のお墓です。
誰だったかは覚えていないっす。ごめんなさい。
ここでも忘れた頃に人が来るので気は抜けないですよ。
「でも、出してしまうんですね」
「これは余のサガだからね」
「見境のないおじさまです」
「見逃しておくれ」
「駄目ですって言ったら、どうしますか?」
「ナナにゃん、なんか欲しいモノはないかい?」
「餌で釣るおつもりですか?私はオビツ50用のL胸が欲しいです」
「それだけは却下。L胸なんかナナにゃんには相応しくない」
「何でですかッ?!」
「ナナにゃんの胸が大きくなってしまったら、本人が怒るでしょ?」
「本人って、誰ですか?」


これにて高遠をサル余であった。
高遠城の桜はほんとうに素晴らしかったでござる。
また桜の季節に来たいですね。

それでは今宵はここまでです。
股ドールで墓参り!!
「それは人道的にどうかと思いますよ」
「解ってはいるが、ヤメラレナイんだっ!!」