戸松、西へ!! その6 憧れの場所 幽玄の美

こんばんわ、貴方のリョウセイです。

ついに今回の旅行も最終日です。
昨日まで歩きまくったので余の足腰はもうガタガタです。
なので昨夜は湿布を6枚貼って寝たら、今朝は大夫楽になりました。

今日で旅行も終わりだというのに、164涙雨です。
流石に今日は止むのは期待できませんね。
ま、文句言っても仕方がないので鯖寿司の残りを喰って早々に出掛けますか。

今朝も割合と早起き出来たので、まず京都駅に逝って荷物をコインロッカーに預けてから京都散策にレッツゴー!
早速地下鉄に乗って烏丸今出川駅で下車。
折角なので花の御所跡に行ってきました。
今は床屋さんですが、昔はこの周辺が足利義満が押っ立てた室町第があったんですねぇ。
その内誰か周辺住宅を地上げして花の御所を再建してくれなイカ?!

今回も御所の見学を申し込んだので、集合時間の9時まで少し間があるので周囲を散歩。
京都御所は周囲を築地塀で囲われているのですが、鬼門の北東だけはこんな感じに折れています。

ああ、憧れの土御門第!
これも復元されなイカ?!

右手に見えるのは御所の南東にある建春門。
左に見える築地は大宮御所と仙洞御所。
ところで今回も仙洞御所の見学を申し込んだんだが、9月の時点で今年の見学申し込みは満員だったよ!!
あと桂離宮修学院離宮も空きは無し!
いったいどれくらい前に申し込めばいいんだッ!!
雨なので自転車道が、くっきりと浮かび上がっています。

9時になったので清所門前に集合。
雨だがけっこう人がいました。
時間になりさっそく見学開始。
まずは御車寄。玄関ですね。

すぐ南の諸太夫の間。
要は待合室ですね。

太夫の間にある鶴の間
鶴を描いたのは狩野永岳です。
あと虎と桜の間がありますよ。

承明門と回廊。
この朱色と白のコントラストが「う、眩しっ!」ですね。
雨なのでちょっと栄えないですけど。
ちなみにこの辺に来ると余は先陣切って進んでいたので、撮影し放題です。
せっかくなんだから人がいない所を撮りまくって来ました。
多分、案内のおっちゃんは嫌な客だと思っただろう。
「俺の歌を聴けッ!!」

承明門から見た紫宸殿と南庭。
一般開放日と違って平日の見学では南庭は通れないのだ。
なので回廊の外から眺めるだけ。
ここで運動会やったら楽しいだろうな。

紫宸殿の東にある狭い板敷きの間が陣座である。
左近衛の武官が陣したのでこの名があるが、大臣とか高官が会議をした場所でもある。
なんか来る度にここを撮影しているなぁ。

で、余の大好きな清涼殿にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
今年は北側の渡殿の修理も終わっていたのでよかったよ。
兎に角案内人の解説も聞かずに先頭を行ったので誰もいない所を激写してきたよ。
本当にただの嫌な客だよ。

雨の為か、殿上の扉は閉まったままだったよ。
ここは天皇の世話をする侍従とかの控えの間。
もしも天皇が幼女だったら、やり甲斐のある仕事だぜ。

清涼殿の北側にある滝口。
警護の武士が陣した場所。
右下の御溝には水が流れていて、段差がある箇所があって滝になっているので滝口の名がついたようだ。
だが、この日は水量が少ないので滝になっていなかったよ。

清涼殿正面。
手前から広廂。
一段上がって平敷御座がるのが額間、昼御座。
その後ろにあるのが御帳台。この中に御椅子があるのだが、今回は閉じてあって見えなかった。


こんな神聖な場所でも羞恥プレイを決死の敢行!!
でも慌てていたのでピンぼけだぁ!!
ちなみに戸松を酷使してきたのでリボンの塗装が禿げてきたよ。
帰ったら塗り直さなければな。

小御所にある御池庭。
有名な小堀遠州が作庭した廻遊式庭園ですよ。
手前の石畳がいい感じですね。

幕末の小御所会議で有名な小御所です。
雨なので障子が閉じられています。
これもある意味普段は見られない珍しい光景です。

御常御殿の北はじっこでこっそり隠れて撮影してきた戸松です。
この時もかなり怪しい挙動の余でした。
もう誰も近寄ってくる人は居ません。
みなさんも危険な人物だと警戒しているのでしょう(w

御所見学を終えて可及的速やかにタクシーで移動。
取り敢えず吉田山にある吉田神社前に来る。
次の目的地は11時に行かねばならないので急いだのだが、まだ10時だ。
なので吉田神社にお参りして吉田山にも登ってみたが、足が痛いので途中で断念。
山頂は拝めなかったよ。

今回の旅行での目的その2。
予約でしか見学出来ない重森三玲庭園美術館だ!!
取り敢えず予約出来たので見学してきたよ。
この人の庭は枯山水メインなので、すんごくすんばらC−のである。
ここは重森三玲の住んだ場所で最近になって一般公開される様になったのだ。
って、余もこの前知った。
予約時間の11時までまだ間があるので誰もいない。
なので戸松の撮影を敢行。
そしたら直後に人来てびびった!
頼むから黙って余の背後に立つなぁ!!

11時が近づいてくると、見学者が揃ってきた。
おっちゃんおばちゃんやそれなりのお姉ちゃんとか全員で20人ぐらいかな。
受付が始まって中に入ると、そこには幽玄の世界が広がっていたよ。
折角の雨だが、庭石が濡れていて色が濃い。
これも風情ある趣である。
けっして広くない庭に立石がごろごろ。贅を凝らした庭園だぜ。

ちょっと見る角度を変えただけで、まるっきり違う世界に出会える。
この立石には様々な名称が名付けられているらしいが、そこまでは詳しく解らないよ。
すべては見た目が良ければいいんだ。いんすぴれーしょん!!

見学者は半分に分けられて、余は書院で説明を受ける。
こんな感じである。
左のおっちゃんが解説員です。

この書院から庭を眺めるのが正式な鑑賞方法らしい?
うむ、一度でイイからこんな感じでまったり娘達とこのすばらしい庭園を鑑賞してみたいものである。

今度は茶室正面に見える庭です。
やっぱり枯山水の白砂はいいですねぇ。
それにしてもここでも猫糞とかの心配はないんでしょうか?
すっごく気に成増!!

茶室内部です。
この襖絵も重森三玲がデザインしたものです。
こう見るとこの人のセンスはすごいよ!
庭園とかいうとアナログかと思うのですが、この人のセンスはデジタルですね。
いや、まったくほんとうに天才ってのはいるんですねぇ。

茶室の裏にある壺庭。
これまた質素で趣があって和みますねぇ。
これぐらいの庭なら余でも実現出来そうで、希望が持てます。
いずれは作庭してみたいですね。

重森三玲庭園美術館を見学し終えてバスに乗り祇園に向かった。
で昼なので茶寮都路里で特製抹茶パフェを食ってきたよ。
昼飯としてな!!
この日の昼飯はこれだけだった。ってこれ、飯になるのか?
今度はほうじ茶パフェをチャレンジしたいなぁ。
最近は一人でパフェ喰ってても寂しくないモン!!

駅に戻る前に有名な繁華街で買い物。
京都の台所錦通は雨の為か人がいっぱいだす。
流石にこの人混みなので、そうそうに撤退しました。
後は四条通ジュンク堂で買い物して駅に向かいました。

駅ビルの地下でおみやげを買い込んだ後に駅前で最期の聖地巡礼です。
けいおん修学旅行で、澪たん達が京都タワーを見上げる場所がここでした。
余も目の前にスカートの短いJKが居たならばローアングルで見上げたかったです。

こんな感じにッ!!
ああ、澪たんの太股が眩しッ!!



さて、これで今回の奈良京都修学旅行はお終いです。
今回もメジャーな所やマイナーな場所をいろいろ見る事が出来たので、とっても楽しかったです。
おかげでDDギャザリング前だというのに、たっぷりと散財してしまいました。
でも旅行はほんとうに楽しいですね。
来年になったら冬の京都にも行ってみたいです。

では今宵はこれまで。
股ドール!!