戸松、西へ!! その3 巨大な肉と天平の甍

こんばんわ、貴方のリョウセイのお時間です。

今回は奈良二日目の後半戦です。
昼前に生まれ故郷の吉野に別れを告げた余は、奈良盆地のほぼ真ん中に位置する大和郡山市に来ました。

近鉄郡山駅を出て線路に沿って15分ぐらい歩くとお堀と櫓が見えてくる。
実は10年ぐらい前に線路沿いの道路を当時の愛車ヴィヴィオで走った事がある。
「ほう、こんな立派なお城があるんだなぁ」と思ったが、そん時は寄らなかったんだよ。
なので今回は折角の通り道なので途中下車して逝ってみたんだな。

線路沿いの水濠である。これだけでも見応えはあると思う。
けっこう残って居るんだなあと思いながら、本丸を目指して先を急ぐ余であった。

するとさらに先に別の水壕がありましたよ。
さっきのは外堀で、今度のは二の丸の水壕だ。
いや、なんて言うか、郡山城ってすげー見応えねえ?!
奥に見えるのは梅林門脇の櫓です。造りが板張りなので、なんか東国のお城みたいですよ。
やっぱ石垣と水壕が様になっていいですねぇ。

さっき見えた櫓と梅林門。
立派な枡形ですね。
梅林門と櫓は後世になって復元された物らしいぞ。
でも渋みがある造りなのですごくイイんですよ。
舗装道路とガードレールは邪魔だけどね。

本丸を目指す筈だったのに、なぜか二の丸をぐるり一周するハメに?!
でも本丸を囲むお堀の周囲を歩いていると、迫力ある本丸の石垣がよく見えたのでよかったよ。
画像は本丸北側の石垣とお堀だが、この石垣の高さが圧巻ですよ。
ぜんぜん有名でない郡山城ですが、ここってかなり見応えありますよ。
どうしてマイナーなんでしょ?

本丸には柳沢神社があります。
実はあの柳沢吉保が城主だった事があるので神社があるようです。
で、神社の裏に天守台の石垣があります。

天守台の北側に有名なさかさ地蔵があります。
なんでもお地蔵さんが石垣にされちゃったみたいなんです。
織田信長安土城もそうですが、わざわざお地蔵さんまで石垣に使う事ないんじゃないかと思うのですが。
どうせなら、ちゃんと立てに使ってあげればいいのに、なんでわざわざ逆さにしちゃうんでしょうか?
実はウケを狙っていた?!

天守台に上がると、なかなかの絶景が。
郡山市内が一望出来ます。
真ん中に見える御殿の様な建物は公民館だそうです。
ところで天守台の周りを歩いていると、
上から加藤清正とか伊達政宗がうんちゃらとか講談らしいのが聞こえてくるんですよ。
何だろうなぁと思いながら天守台を登ったら、おっちゃんがいてうれしそうに講談を語っているんですよ。一人で!
多分、景色がいいのでハイになっちゃったんだろうなぁ。
なのでおっちゃんの邪魔にならないよう、そそくさと退散いたしました。

今回、郡山城に寄る事にしたので近くの名所を調べたら、テレビとかで有名な「とんまさ」がある事を知った。
お城からは歩いても15分ぐらいなので寄って来たよ。
空いていそうな2時ぐらいを狙って逝ったら、想定通りに二人しか客がいなかったのでラッキー!!

とんまさで有名なのは百匁とんかつだ。
百匁は375グラムなのだが、店のおっちゃんがサービスしてくれて肉の重量は650グラムほどあったよ。
スゲーよこれ!一人分の肉じゃないッ!!

とんかつが揚るまで15分ぐらいかかるらしい。
まあ、あの厚さなら仕方がないだろう。
なのでその間店内をきょろきょろ見回す。
店内には取材に来たテレビ番組の宣伝がいっぱいだ。
あのギャル曽根も来たそうだ。なんでもとんかつ4.5キロぐらい平らげたらしいぞ。
とてもじゃないが、真似出来ません。

とんかつを待っている間に、二人いた客が帰っていった。
これで店内は余一人だ、ニヤリ!
そうこうしていると、ついに百匁とんかつがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あとは店長の目を逃れるだけだ!と思っていたらちょうどいい所になんかの営業が来て店長と話し始めたぜ!
チャーーーーンスッ!!
ここで余は戸松を取り出して、とんかつと一緒に撮影会を開始したのであった。
そしてこれが入魂の一作。
戸松の大きさと、とんかつの大きさを比べてみてください。
なんかとんかつだけスケールが違うって感じでしょ?
いやまあ、他に客がいなくてよかったよ。
こんなにもうまく撮影できるとは思わなかった。
おかげで楽しいレポートが出来たよ。

で、とんかつだが、三分の一ぐらいしか食べられなかったよ。
って、食べたのは二切れだけだが。
キャベツは手付かずでしたよ。あとご飯も半分ぐらいかな。
ここでギブアップ!!

食後は近鉄に乗って薬師寺に行って来たよ。
ここは天武9年に天武天皇が鸕野讚良(うののさらら、またはうののささら)皇后の病気平癒を祈願して
藤原京に建てたのが始まり。その後、平城京に引っ越してきたのでした。
つまりささらさんの為に造られたお寺なんですよ。イェッヒー!!
ところでびっくりした事に薬師寺のすぐ横を電車でGOしているんだな。
西塔近くにいると電車の音がよく聞こえる。
薬師寺は始めてきたが、すげー立派だ。
なんで今まで来なかったのか訝る程に立派です。
ちなみに東塔はこれから修理が始まっちゃうので、しばらくは見られなくなりますよ。

東院堂は長屋王のお妃の吉備内親王が建立しました。
吉備内親王さんはあの元正天皇こと氷高内親王の妹さんです。
お姉さんが美貌の女帝なのだから、妹もべっぴんさんだったのでしょうね。
お堂の中には国宝の聖観世音菩薩立像があるので、人でいっぱいでした。

中門の回廊です。
なんか天平の甍な雰囲気満点です。
こんな所でタマ姉に追っかけられたいですね。
あるいは、ささらさんを追っかけたいです。

中門と西塔です。
西塔は昭和56年に復興されたもの。
新築当時のイメージなので、とてもハイカラです。

人目を忍んで戸松と記念写真です。
ところで戸松の後ろに写っているリアカーですが、名前がなんと薬師号!!
このネーミングセンスは自衛隊みたいですよ!!

やっぱ薬師寺って言ったら生天目だよね?
それはさておき、薬師寺のシンボル西塔東塔。
特に東塔はフェノロサが「凍れる音楽」と表現したそうです。
でもフェノロサって誰?

こちらも昭和に復興された金堂です。
一目見て感激したよ。
なんか白鳳時代にタイムストリップした気分だぜ。
思わず脱衣!!
よく解らんが灯籠が並べられていてシュールな光景です。
これは夜になったらさぞ幻想的でしょうね。

こちらは共通チケットで入った玄奘三蔵院伽藍です。
八角のお堂が玄奘塔です。
右に写っているのは大唐西域壁画殿で、中に平山郁夫画伯のでっかい絵が飾ってありました。
写真撮影禁止ですけど!

薬師寺を後にした余は近鉄大和西大寺に立ち寄ってコインロッカーに入れた荷物を回収すると
北上して京都を目指したのであった。
途中の駅で思わず撮影したのだが、関西ではエスカレーターに乗る時に左側を空けるんですねぇ。
本当に関東とは逆にみなさん右に並ぶので、思わず撮影しちゃいましたよ。

京都での宿は祇園の八坂神社の近くです。
すでに夜になっていますので、商店街のネオンがキレイですよ。
八坂神社の西楼門もライトアップされていていいですね。

今日の宿は京都祇園ホテルです。七階なので見晴らしはいいんですが、八坂神社とは反対側です。
はるか彼方に京都タワーが見えるぐらいで、あとは市街地です。
ちなみに夜中の2時頃に、下に見える駐車場でカーセックルしているアベックがいましたよ。裏山椎茸!!

この日の晩飯は、とんまさで残したとんかつです。
こんな事もあろうかと思って、タッパーを持参したので食い残しをごっそりゲットしてきました。
B級スポットでとても喰いきれない量である事を確認していたので、お持ち帰り用タッパーを持っていったのだ。
かなり大きめのを持っていったので、残したとんかつとキャベツとご飯をお持ち帰り。
晩飯は残り物だけで十分腹一杯になりました。
冷めたとんかつもさっぱりしていてウマー!!
イカ娘を見ながらの豪華な夕食でした。
「残り物でも旨イカ?」

今日も歩き回ったので足腰限界です。
疲れたので戸松もお休みモード。
ところでシングルで予約した部屋なのですが、なぜかツインルームでした。
余はツインテールが大好きです。
勿体ないのでもう一つのベットは戸松専用となりました。
制服JKと一つの部屋ですよ、むふふ。
今夜はお楽しみでゲス!
てな訳でほぼ一年ぶりの京都ナイトを満喫するでがんす!!
では股ドール!!



・・・・・と思って寝ようとしたのですが、なんか眠れない。
仕方がないんで外見てたら、カーセックルしているのを目撃。
おかげでますます寝られなくなったよ!!
明日はちゃんと起きられるのか?
それじゃ、今度こそ股ドール!!