上州放浪記第一弾 もってけ義貞!!

こんばんわ、リョウセイです。
今回は群馬県を彷徨ってきましたので、そのレポートです。

今年初めての温泉旅行は三月の一日と二日に逝ってきましたよ。
群馬県はというと、今まではどちらかというと通過点でした。
なので今回は群馬のマイナー観光地を遊び回ってきたでありんす。


この日まず最初に立ち寄ったのは太田市にある曹源寺のさざえ堂。
さざえ堂というと会津にあるさざえ堂を思い出しますが、こちらのさざえ堂は日本最大の大きさです。
なのにイマイチ知名度が低いのが難点か?
実は余も今回事前調査して初めて知った事実です。

さざえ堂内部は一方通行で堂内全てを見る事が出来ます。
狭いですが、ぐりぐり内部を見学して出入り口に戻ると頭上には新田義貞の書状の隣りにふくよかなオッサンの額があったよ。
太田といえばスバル自動車の本拠地。
スバルというと前の中島飛行機
中島といえば中島知久平。決してカツオくんの親友ではないよ。
やはり地元の有名人でいう事ですな。

太田での昼飯は岩崎屋というお店に入りました。
太田での名物という事で注文したのがこの焼きまんじゅうです。
名前はまんじゅうですが、中にあんこは入っていません。
まるでパンの様にふかふかのまんじゅうにみたらしの様なタレが塗ってあります。
これがまた甘いです。
焼きたてのまんじゅうにナイスマッチ?!
余は二個で十分でした。

同じく太田名物の「太田焼きそば」
この黒いのがインパクト十分です。
具はけよりなよろしくキャベツだけですが、甘辛いソースの味付けの太麺焼きそばはおいしかったです。
昼前に入店したのですが、平日なのに客が後から後からやってきましたよ。
流石は有名店(?)か?!

昼食後は、太田と言えば新田。
新田と言えば新田義貞と言う事で、新田義貞鎌倉幕府打倒の兵を挙げた生品神社に行って来ましたよ。
義貞決起の神社なので、なにげにすげー場所かと思っていましたが、ただの寂しい神社だったのが意外でした。

生品神社と言えば先月だかにニュースで見た新田義貞銅像が盗まれたという記事。
確かに銅像の台座だけが、寂しく余を迎えてくれました。
しかし銅像を盗んだ人の目的はなんだったのでしょうか?
まさか義貞激LOVEな人だったのか?!

お次は新田義貞の館跡という反町薬師に逝く。
生品神社からは南に数キロだ。
館跡には薬師様があるが、周囲には館跡の土塁などがある。

土塁の周囲には水壕もあって一応館跡らしい雰囲気は残っている。
ぐるり一周してきたが、中世の館跡らしく規模はそこそこです。

さらに南下して花見塚神社に行く。
そこには義貞の愛妾である匂当内侍のお墓と義貞の首塚がある。
だが実際はどうなのでしょうか?
まあいろいろとあるでしょが、これはこれでなかなか質素な趣のある石塔でした。

西に移動して東毛歴史資料館に逝く。
もちろんこの日は月曜日なので資料館は休みです。
これは資料館前にあった新田義貞銅像
稲村ヶ崎で黄金の太刀を献上するワンシーンをモチーフしたものでしょう。
盗まれちゃった生品神社銅像も、こんな感じだったみたいですね。

資料館の隣りにある世良田東照宮
実は新田は徳川家康が子孫を名乗ったおかげで、徳川発祥の地としても有名(?)です。
おかげで東照宮も建てて貰っちゃったんですねぇ。
マイナーですが、本殿はけっこう立派でしたよ。
拝観料が別途必要だったので見学はしませんでしたけどね。
境内には梅が咲いていてとてもキレイでした。

東照宮の北西にある総持寺も、新田氏の館跡と言われています。
ライバル足利氏と比べるとイマイチな新田ですが、パンピーから見れば十分ブルジョアではないですか。
ここも観光地というと寂しいお寺ですが、なかなか立派な方です。
鐘付き堂が赴きある建築です。

総持寺には新田義貞の木造があるのですが、平日なので多分見られないだろうと思っていました。
駄菓子菓子、本堂に行ったらガラス越しにででんと鎮座ましましていましたよ。
このご時世にこんな無造作に飾っておいて大丈夫かと、見ているこっちが不安になるくらい無防備です。
ですが拝見でしたので総持寺に感謝。もちろんタダです。

総持寺から移動中に長慶寺という看板を目撃。
なので立ち寄ると、なんと我が兄君である南朝三代目の天皇である長慶天皇の宝筺印塔があったよ!!
まさかこんな所で兄君の遺構があるとは思わなんだよ!
恐るべし太田市

お次は新田一族の江田館跡に逝ってみた。
これがまた本当に館跡らしく見事に何もない!
「だが、それがイイ!!」
何もない為に、想像力を掻き立てられるこのシチュが歴史オタクには最高の調味料なのである。
遺構マンセー!!


江田館跡に残っているのは館の周囲を覆っていた空堀と土塁のみ!
画像は西側の横矢折構造だそうだ。
土塁が折れているので敵が攻め寄せてきた時、正面と横から矢を集中する事が出来る。
こういう地味な遺構が歴史ロマンを掻き立ててくれるのだ。
こういうのは開発の頓挫した地方の方が残っているので助かる。
反町館よりも、こっちの方が歩いていて楽しかったよ。

館跡の内部。
まあ、みごとにタダの原っぱ。
雰囲気としては静かで悪くない。
近世の大城郭も嫌いではないが、中世の館跡や、砦みたいな城郭も見ていて楽しい。
土塁と空堀は城郭ファンにはよだれが出るごちそうだ。

そろそろ太田を後にして宿に向かう。
途中で赤城神社に寄る。
すると本殿の脇に残雪があった。
正直に言うと今回の旅行では雪を覚悟していた。
その為にタイヤチェーンまで事前購入したぐらいだぜ。
だが暖冬なのか赤城山付近には雪はここぐらいしか見られなかったよ。
だったらチェーンなんか買わなくても大丈夫だったYO!!

宿の駐車場に着くと、可愛いお出迎えが現れたよ。
名前は解らないので取り敢えず「ウイ」と名付けちゃったよ。
なんでかって?それは聞かない約束だ。

今回のお宿。
赤城温泉ホテル。
到着してビックリしたのだが、この日の客は余達だけだったよ。
余もいままでいろんな宿に泊まってきたが、宿貸し切りなのは初めて(ファンタジー)だったYO!!
風呂だけじゃなくて宿も独り占めだぜ!
なんかすんげー得した気分だ。

なので風呂も激写!
こっちは露天風呂。
ちょっと茶色っぽい濁り湯がイイ感じである。

こちらは内湯。
これまた濁り湯でいいが、浴槽は狭いかな。
貸し切りだったのでのんびりゆったり満喫出来たが、
他の客がいたらちょっと狭かったかもね。
折角なので夜と朝と二回入ってきたよ。

さてさて、今回の温泉は同行者がいたのです!
今回のゲスト!それはらきすた高良みゆきさんです!!
みゆきさんは甘えさせてくれそうなので好きです。
楽ナビと一緒にアマゾンでゲットしましたみゆきさん。
これで宿の夜も寂しくないです。

みゆきさんの背景は部屋からの風景です。
赤城山の中腹になる場所なので、周囲には建造物はアリマセン。
実はこの写真を撮りながら、もしもみゆきさんが落ちたらどうしようかとハラハラでした。

最後に夕食。
山の幸メインな豪華なものです。
この日、夕食を済ませた後は9時ぐらいにはダウンしちゃいました。
なので後半は後ほど紹介しますね。
では今宵はこれまでに致しとう御座います。
では股。