こんばんわ皆さん。
今回は久しぶりのマイナー城郭巡りです。
向かったのは千葉市方面。
意外と近距離だというのに初めて行くお城ばかり巡って来ました。
最初に向かったのは小弓城。
と言っても大した遺構は残っていない。
かつての城跡にあるのは八剣神社。
どこにでもある普通の神社です。
神社横の道は宮堀と呼ばれている。
かつては堀だったらしいが、今はただの坂道でしかない。
神社横の坂道を上がって西に行くと古城と呼ばれる場所がある。
ここが嘗ての本曲輪だった場所のようだ。
小弓城は小弓公方と呼ばれた足利義明の居城だった。
足利義明は国府台合戦で北条方と戦って敗死。
本曲輪跡は今は墓地となっています。
今日はお盆の為、お墓参りの人がちらほらと見受けられました。
小弓城を後にして北上、今度はすぐ近くの生実神社に来ました。
祭神は藤原広嗣と言うが、この人は奈良時代のスーパースター藤原不比等の孫じゃぁないか!
大宰府で反乱を起こした人なんですねぇ。
生実城の遺構はこの生実神社ぐらいです。
周囲は宅地開発されてしまい見る影もないのは小弓城とどっこいどっこい。
なお江戸時代は森川藩の陣屋でした。
しかし小弓城と違い生実城には唯一と言える立派な遺構が残っています。
それは神社南側の空堀。
これだけでも残っているからマシですな。
神社横の土塁。
土塁の高さは低いは、堀の幅は10メートル近くあって立派である。
わざわざ来た苦労も報われるというものであった。
お次は江戸から東金に続く御成街道の途中にある御茶屋御殿。
徳川家康が鷹狩りの途中で休憩する為だけに造った御殿跡があるのだ。
名前は知っていたが、ここも来るのは初めてである。
入り口が解らずに周囲をぐるぐるしてしまったよ。
入り口を見つけて入ると虎口があった。
しっかり残っているのでちょっと感動したよ。
御殿跡は120メートル四方の四角い敷地が立派に残っていてスゴイと思った。
周囲は土塁と堀でぐるり囲まれている。
堀の深さは2メートルほどか?
土塁は3メートルぐらいの高さだったので、上がっても苦労しなかったよ。
中は広大な広場があるだけだ。建物なんかなんにも残っていない。
おかげで広さだけが印象に残った。
土塁の上から見る。
広さが感じられるが、光の具合からこの日の暑さが伝わってくるだろう。
とにかく今日は夏らしく暑かった。
帰ってから呑んだビールが旨かった。
周囲の土塁と堀。
この堀は水がない空堀だったようだ。
ちょっと木が多くて全容が伺えないのが残念だ。
今回は初めて来た場所ばかりなので新鮮だった。
まだまだ知らない城がたくさんあるので、いろいろと訪れてみたいと思う。
でも夏場は暑いので疲れる。
やっぱり城跡巡りは涼しくなってからだね。蛇や蜂が怖いし!!