奥州遠征記 その壱  めざせ世界文化遺産

今回は桜を求めて気ままに奥州をトラベルしてきましたよ。
板東の桜は散ってしまったが、向こうは今が花盛り。

近くのインターから高速に乗り、走る事5時間。
降りたのは東北自動車道一関インター。
平日なので料金は9200円ぐらいだった。嗚呼、これが土日だったらなあ!!
最初の訪問地は世界文化遺産化を目論む平泉にある毛越寺
奥州藤原氏の文化の中心となった中尊寺と並ぶ古刹である。
毛越寺平安時代に慈覚大師によって建立された寺で初めは嘉祥寺と呼ばれた。
その後、藤原二代目基衡が七堂伽藍を、三代目秀衡が堂塔40を築き金堂円隆寺とした。
しかし度重なる戦火で全て消失。当時の建築は残っていない。
平泉を訪れるのは5回目だが、桜の季節に来たのは初めてなので楽しみだ。

今回の旅の目当て!それがこの毛越寺の浄土庭園。
余が選んだベストオブTEIENナンバー1だ!!
この大泉が池の波打ち際に敷かれた石が、平安庭園らしさを醸し出す!
ほぼ平安貴族の寝殿造り邸宅の庭が再現されているので気分は光GENJIだぜ!!

桜と中島。
予想通り桜が満開だったよ。
しかし想定外だったのは、園内には意外と桜が少ない事だ。
フレーム内に桜を入れて水面を撮れる構図が撮りにくい。
ちなみに中島は大泉が池の中心にあり、かつては本堂に続く橋が架かっていた。

GW頃に行われる曲水の宴の会場。
立派な遣り水がある。
ここを杯が流れていく間に歌を詠む訳だ。

江戸時代に伊達藩主によって造られた常行堂
年代が立っているのでなかなか趣があっていい。
中には阿弥陀如来像が安置されている。

大泉が池の東南にある州浜。
これはもう見事としか言いようがない。

水面に突き出しているのは池中立石。
庭園の池と言えばやっぱり立石があるのは定説だよね。

毛越寺の浄土庭園を見終えると、すぐ隣にある旧観自在王院庭園へ。
こちらは藤原二代基衡の妻が建立したお寺の跡。
今は舞鶴が池だけが残っているが、こちらも見事な平安貴族の邸宅風庭園だ。
池の中にある中島へ橋で行けるのでいい。

舞鶴が池全景。
後ろには音羽山が望める。

こちらは三代秀衡が造った無量光院跡
宇治にある平等院鳳凰堂を模した寺院があったのだが、見事に跡地だけしかない。
近年まで水田になっていたので池すら復元されていないが、雰囲気はいい。
ここは余の妄想パワーで往時を偲ぶしかないぜ!ふっ・・・・

平泉だけで時間が過ぎてしまったので宿に向かう。
今回の宿泊地は有名な鳴子温泉だ。
宿に着いて一風呂浴びてさっそく夕食だ。
ここは二度目だが会席な夕食がよかったので再訪した。
献立は前沢牛のしゃぶしゃぶと寄せ鍋とかまくらに入った刺身など。
けっこう量があって腹いっぱいになったよ。
またメタボ化に一歩近づいたぜ。

食後に夜の街へ散歩に行ってみた。
ホテルから駅へは5分ほどだ。
駅前には足湯があったのでウォーターワームな足を浸けてきたぜ。

町中にも足湯を発見。
夜なので誰も居なかったのでここでも足を浸してきたよ。
夜の散策を終えた後はホテルに戻って初日終了。
続きは後ほど。