渇望の初詣

こんにちは。貴方のRYOUSEIです。
元旦に余は初詣に出掛けました。

向かった前は埼玉県は寄居にある鉢形城
ここは信長の野望をプレイすると北条方の城として登場します。
そん時の城主は北条氏邦。小田原北条氏三代目氏康の三男です。
今年の大河ドラマの主人公直江兼続の主君である上杉景勝らに攻められて
あえなく降伏してしまい廃城となってしまいました。
写真は荒川を渡ってすぐの搦手付近。
信号のすぐそばに石碑がありました。

城内へは車で入れます。
搦手から本曲輪を抜けて逸見曲輪近くの駐車場に車を停める。
すぐ脇に公園として復元された三ノ曲輪があります。
十数年前に来た時は何もなかったが、今回は柵や門が復元されていた。
こうした戦国時代のお城が復元されるのは嬉しい。

ニノ曲輪と三ノ曲輪の間にある空堀がきれいに整備されていた。
これは見応えがあったよ。
最近は水堀よりも空堀に色気を感じるのは余が大人になった証か?

三ノ曲輪から秩父曲輪に入る門が復元されていた。
こういうイカにもな再現は良い。
ここだけなら大河ドラマで使えそうだよ。
ただし、折角だから門は開けておいて欲しかったかな。

秩父曲輪の池。氷が張っていたがけっこう厚い。日陰な為か。
後ろには再現された石垣。自然石を並べただけなので当時のそれっぽく見える。
右側にはそれっぽい倉庫らしい建物があった。

秩父曲輪の北側は崖になっており荒川が流れていた。
遠くには秩父鉄道の鉄橋があってなかなか絵になる風景でしたよ。

ニノ曲輪と三ノ曲輪の間にある馬出と橋。
空堀が深くて迫力がある。
左の林の中に「それは私のお稲荷さん」があった。

お稲荷さん前を抜けてニノ曲輪に出る。
ニノ曲輪から見た三ノ曲輪。ちょっとタイムスリップした気分になる。

ニノ曲輪から東に行くと御殿曲輪がある。
いわゆる本丸らしい。
ここに城主が住む殿主があったそうだ。
今はただの雑木林となっていた。
後ろの柵の向こうは断崖絶壁で見晴らしが良い。

最後は逸見曲輪の水堀っていうか池だな、こりゃ。
この辺は最近まで田んぼだったらしい。
周囲に空堀が残っていているので復元されるのを待つ。

いきなり畠山重忠像。
大河の草燃えるではウルトラ7が演じていたよ。
重忠は源頼朝に仕えた有力武将だったが、
北条氏の陰謀によってあえない最後を迎えるのだった。

鉢形城から移動して向かったのは菅谷館跡。
ここは鎌倉時代初期の武将畠山重忠の館だった場所である。
しかし館となっているが立派な平城だ。
写真は本郭入り口。
この本郭を囲んでいる空堀と土塁がこれまた見応え十分ですっ!!
この時代の武士の館というと足利の鑁阿寺を思い出す。
しかしここは鑁阿寺の様に真四角ではなく台形をしていた。
広さは同じぐらいか?
しかし後に周囲を拡張されて戦国期の城らしくなったらしい。
それが今日まで良好な状態で残っているのだ。本当によかった。

本郭周囲の土塁と空堀
けっして高くもなく深くもないが調和が取れていて絵になる。
そして季節的に草が枯れているのできれいである。
石垣も悪くないが土塁と空堀が板東テイストっぽくてイイ!
これが中世城郭の醍醐味だ。

本郭内部から見た周囲の土塁。
ぐるりと本郭を囲んでいるので壮観である。

ニ郭から見た本郭の土塁。
高さは6メートルぐらいか。
低そうに見えるがいざ昇ろうとするとしんどいのは歳の所為か?

三郭と西郭間にある空堀
なんか庭園みたいで曲水でもありそうな感じである。
この様に館跡が公園としてきれいに整備されていて、
しかも整備されすぎていないのは真によろしいと思う。
ただ、マムシは勘弁して欲しい。冬場でよかったと思いましたよ。

三郭にある資料館前にあった立体模型。
全体の様子がよく解る。
ちなみに行ったのは元日なので資料館はお休みでした。

さて、いよいよ初詣ですぅ!!
今年の初詣はアニメファンに相応しい初詣という場所にしちゃいましたですぅ!
かくして向かったのは鷲宮神社
着いたのは5時頃。
だが、なぜか鳥居前には行列が?!
今日は晦日じゃなんだぜッ!!

一時間後。
やっと境内に入って本殿近くに到達。
すでに周囲は夜になって真っ暗。
陽が落ちた所為で、チョー寒い。
ドルパの早朝有明よりも寒い。習志野空挺始めを思い出す寒さだ。

本殿脇にかがみん(仮)つかさ(仮)の巫女姉妹(?)も居ましたぜ。
しかし暗くてよく映らなかった。がっかりだ。
この後やっと参拝出来ましたよ。
まさか大晦日ならいざ知らず、元日の夕方でも行列とは恐るべしアニメの影響力!!
お土産さんもらきすたグッズが豊富で商工会の意気込みが伝わってくるぜ。
でも帰る頃には出店はみんな閉店していました。
初詣記念に余はランドセル形の交通安全の主守をゲットして帰路に着きました。
なかなか有意義な初詣でしたよ。
ではまた。